お知らせ

2017年12月02日
社会貢献事業部法教育実践活動について

11月24日金曜日、午後2時10分から午後3時まで、石川県立門前高校、介護被服実習室において社会貢献事業部の法教育の実践活動が行なわれた。対象は門前高校3年生全員の35名。講師は小松支部所属の吉田美緒会員で、テーマは「卒業後最低限知っておくべき法知識」。

講義は、まず吉田会員の体験に基づく高校卒業時知っておくべき、確認しておくべきだった法知識として、「飲酒・喫煙は20歳になってから」「自動車の運転免許は18歳から」と生徒たちに身近となるテーマから入ったことは、堅苦しい内容を予想していた生徒たちには、すんなりと講義に入っていける良い入り方であったと思う。そして行政書士についての説明、悪徳商法と話は進み、クーリングオフ制度については具体的な説明があり、最後には吉田会員の好きな言葉である「困難は乗り越えられる人にしかこない」を、来春卒業する生徒たちに、しっかりと力強く投げかけ講義を終えた。

講義内容は、クーリングオフを中心としたものだったが、吉田会員が生徒たちと年齢が近いこともあり、生徒たちの視線で行なわれた優しく丁寧な講義は、生徒たちの心に、すんなりと、そして、しっかりと受けとめられたように感じられた。また生徒たちの、真剣な眼差しと礼儀正しい態度が印象的だった。

社会貢献事業部法教育グループとしては、今後、この実践活動を続けていく過程で、講義内容をじっくり練り上げていく必要があると思う。目標としては、「行政書士という職業だからこそ伝えられる法教育」。つまり、会社の設立業務、営業の許可業務、外国人の帰化・在留資格、相続・遺言のような行政書士が業務として実際に関わる内容を、年代に合わせた、かみ砕いた内容とすることが目標となるように思うが、今回の講義を聴いた生徒たちに行政書士という職業を知るものは一人もいなかった事を考えると、行政書士制度の認知度を高めるためにも、今回は「行政書士によって実践した法教育」を行なったことだけでも、意義があったように感じられる。将来、本会の行う法教育実践活動の講義を聴いた生徒たちの中から行政書士として我々の仲間に入る日が来ることを期待したい。

尚、今回の法教育の実践活動の開催について、快くご協力頂いた、大窪校長先生をはじめとする門前高校関係者に、この書面をお借りして感謝申し上げたい。

 

講義の模様


挨拶をする森社会貢献事業部長

講義をする吉田美緒会員

 

講義内容項目

「自己紹介」
「行政書士について」
「法律って何だろう?」
「飲酒・喫煙は20歳になってから」
「自動車の運転免許は18歳から」
「ネット通販には気をつけよう」
「クーリングオフ制度」
「悪徳商法」
「SNSトラブル対処法」
「終わりに」

※パワーポンイトデータより

取材マスコミ

北國新聞、北陸中日新聞 ※11月25日26日に法教育実践活動の記事が新聞紙上に掲載された。

 

 

社会貢献事業部法教育グループリーダー 中村敏彦

 

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