お知らせ

2018年12月26日
羽咋工業高校 法教育実践活動について

あいにくの北陸地方の冬らしい強風吹き荒れる平成30年12月19日午後2時過ぎ。羽咋工業高校に於いて、本年度2回目の法教育実践活動が行われた。講師は金沢支部の岩本美恵子会員。会場は体育館。そして受講する生徒達は1、2年生約240名。さらに日行連、中地協からの視察団11名という大掛かりな、失敗の出来ない法教育となった。それ故、より大切となる講義内容については、「許認可を申請する立場である行政書士だからできる法教育」と「工業高校での資格取得」を絡めてと考えていたが、生徒達に資格取得の重要性をより強く説いて欲しい、冒頭に行政書士制度について説明して欲しい等の学校側の要望を数多く取り入れて社会貢献事業部案を作成し、この試案を基に講師である岩本美恵子会員と内容を詰めて、当日に臨んだ。

講義内容は22枚のスライドを使用して、「行政書士とは」「行政書士制度について」「許認可とは」「建設業許可申請」「電気工事士の資格」「国家資格取得について」「就職、起業に有利な資格取得」「今だから出来ること」の流れの中で、要所要所に岩本美恵子会員の体験談を交えての講義となった。演題は「ルフィが倒した敵を全て覚えられる君達だからこそ」。

講師である岩本美恵子会員の講義の進め方、話した方が抜群であった。落ち着いた口調で、聞き手である生徒達と会話をしているようなスムーズな流れ。そして、後半の「檄」部分では、口調や早さを内容により巧みに切り替えて、まさしく卓越した技量で、講義内容そのものを、より効果を高らしめたような気がする。同じ原稿でも、技量がないと、ここまでの講義にはなるまいと改めて感じさせる、素晴らしい講義だった。生徒達もメモをしながら、真剣な眼差しで聞き入る姿にこちらも感心しきり。また、最後の生徒達からの質問に対する岩本美恵子会員の受け答え方も、ただただ感心するばかりでした。

講義後、校長先生からは「大成功」と笑顔で握手を求められ、教頭先生からは「定期的に開催して欲しい」との最大級のお褒めの言葉をいただき、本年度2回目、年末の法教育実践活動を無事終えることが出来た。

また、新聞社3社の他、テレビ局2社も取材に来るなど、前回の反省点を踏まえ、より積極的な取材依頼を行なって頂いた広報部に感謝申し上げる。

今回の学校側との事前交渉からの一連の流れを振り返ると、本会の一つの法教育の形が出来たと感じる。この仕組み、流れを次年度以降の法教育実践活動に上手く繋げていけるかが、今後の課題の一つかと思われる。

最後に、羽咋工業高校の稲垣 裕校長先生、北野浩和教頭先生、そして、いろいろお世話頂いた担当の進路指導課、渡瀬幸夫先生のご協力に感謝申し上げる。

また、羽咋工業高校での法教育実践活動を終えた後に、校長室にて法教育についての座談会が開催された。日行連総務部長は、生徒達の真剣な受講姿勢に感心し、建設業許可5つの条件のところで、一斉にメモを取る姿が印象に残ったと話し、学校側は、向井会長の「法律は盾にもなるし武器にもなる」という言葉が生徒達の心に響いたであろう、そして、この法教育を通して法律と資格がリンクしたことを実感したと好意的な感想を述べられ、その他、テーマに基づく活発な意見交換が行われた。

 

社会貢献事業部法教育グループリーダー
中村敏彦

 

※今回の法教育実践活動については12月20日付北國新聞及び北陸中日新聞に記事が掲載され、12月19日に北陸放送、12月20日に石川テレビにて、その活動内容が放送された。

 

講義の模様


挨拶をする稲垣裕校長

挨拶をする向井会長

講師を務める岩本美恵子会員

会場の模様

座談会の模様

 

お知らせ一覧へ

このページの先頭へ