令和２年９月１８日（金）、当会会員向けの相続業務研修会が開催され、５０名の会員がオンライン会議システム「Ｚｏｏｍ」にて参加しました。本年度の業務研修会は全て「Ｚｏｏｍ」を使用し、ライブ配信方式にて開催されております。

今回は「相続業務の基礎と自筆証書遺言保管制度について」をテーマに、金沢支部　上岡壮一会員に講師をしていただきました。はじめに相続業務の初回相談における確認事項から業務に関連する知識、業務の流れ、必要書類の収集および手続きについて解説を受けました。つぎに、令和２年７月１０日より開始された自筆証書遺言保管制度について資料をもとに関係法令を踏まえた解説を受け、手続き上の注意点について確認しました。

自筆遺言保管制度における注意点として、保管申請時、保管中、（相続開始後の）遺言書情報証明書の請求について解説を受け確認しました。他にも制度を利用するためには必要書類の作成が事前に必要であること、全ての手続きについて予約が必要であること（予約制）、また実際に遺言書保管所での所要時間の紹介や申請手続きを円滑に行うためのヒアリングのポイントについて解説をしていただきました。

平成３０年７月に成立した民法の改正により、行政書士が業務として行う相続に関係する改正項目は多岐に渡ります。依頼者となる市民に対し、正しい内容、適切な情報を提供し業務として依頼を受けた際には、専門家として書類の作成および手続きの支援等を円滑に行うために、今回の研修会のテーマである自筆証書遺言保管制度やその他相続に関係する改正項目について正しい内容の理解と業務知識を習得・習熟し、依頼者にとってより安心・信頼を与えられるよう研鑽することの重要性を改めて再確認できる研修会でした。

研修会資料は会員の部屋に掲載しております。
※当会会員の部屋ID・PASSが必要となります。
http://ishikawakai.com/Document/Details/48

広報・監察部　髙桑　雅俊

 

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