お知らせ

2021年7月15日
留学生を対象に入管法と在留資格に関する講義を実施しました。

令和3年6月28日(月)、金沢大学において留学生を対象とした入管法と在留資格の講義を実施しました 。

"「かがやき・つなぐ」北陸・信州留学生就職促進プログラム"を推進し、優秀な留学生の地域定着と産業活性化を目指す金沢大学。 本年も、留学生向けの「企業文化組織論」の講義実施の要請があり、石川県外国人材受入サポートセンター相談員である大森厚司が講師を担当させて頂きました。

新型コロナウイルス感染拡大後は、リモート講義を余儀なくされていましたが、今回は対面授業がOKとなり、マスク着用など万全の感染対策の上、講義を行いました。

前半の「入管法の概要」では、世界の入管法制や難民認定制度に着目し、各国の制度や難民認定数の比較を行い、今国会で審議された改正案の中身についても触れました。 後半の「在留資格」の部分では、金沢大学の留学生が就職時に活用できる「技術・人文知識・国際業務」と「高度専門職」に焦点を当てて、その違いや各在留資格の特徴などについてお伝えしました。

講義が時間をオーバーし、質疑応答の時間に食い込んでしまうという失態もありましたが、限られた時間の中でも活発な質問を受けました。 その多くが、彼ら自身が今まさに抱えている、就職に際しての在留資格関連の問題・疑問についてでした。

相談が終わった後、「もし今日の講義が無かったら、彼らは誰にも相談できなかったかのではないだろうか」と思い至り、この機会がいかに重要であったかということを実感しました。

一時的には人数は減っているかもしれませんが、県内には他にも大学があり、コロナの状況も相まって、多くの留学生が不安と悩みを抱えていることと思います。 微力ながら、我々ができることは、まだまだたくさんあるということを痛感しています。

石川県外国人材受入サポートセンター相談員 大森 厚司

 


講義を行う大森会員

 

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